喉を開く

皆さんはこれまでに「喉を開きなさい」と言われたことがありますか？合唱を指導する音楽の先生や、演劇部の顧問の先生からアドバイスを受けた経験があるかもしれませんね。ところが多くの方が、学校では声の出し方や話し方を学べずに社会へ出てしまい、コンプレックスを抱えているようです。しかし諦めることはありません。人間の身体は楽器なのです。レッスン次第で声は驚くほど変わります。話す内容が同じでも、声の響きや話し方によって人の印象は大きく変化します。あの人の声は心地よい、柔らかいなどと言われる人は、喉が開いている人です。ではどうすれば喉が開くのか？まず、口を閉じたままで、喉仏に人指と中指を軽くあててください。ごくっと唾をのむと、喉仏が一瞬上がって元に戻ってきますね。今度は欠伸をしてください。欠伸をすると口の中の容積が広がり、喉仏が下におりますね。この喉仏の位置が、喉が開いている手がかりです。そしてそのままのポジションでア～と楽に声を出してください。喉と口の中が広がると、心も広がってくる感じがしませんか？本来、声を出すことは楽しいことです。サザンクスの劇場空間で、どうぞ体感してください。